謎多き男が守ろうとしたものとは
最近は本をあまり読めてないので、昔読んだ作品を紹介します☆
私が好きな、ミステリー小説家、有栖川先生の作品です。
あるホテルで老人が死んだ。警察は自殺と断定。
推理作家の有栖川有栖とその友人で臨床犯罪学者の火村英生は、自殺に疑問をもった人物から死の謎の解明を依頼される。
しかし調査は難航。彼の人生は闇が深く、まるで鍵の掛かった状態だった。
彼はスイートルームに5年住み周囲に愛され2億円預金があった。確かにそんな状況で自殺するだろうか。他殺なら犯人は?彼が守ろうとしたものは何か。
結末はやるせないというか、、切ないです。

有栖川有栖先生といえば、
大学の臨床犯罪学者で、警察からも捜査協力を頼まれるキレ者の火村英生シリーズが有名です。
中でもこの作品の特徴は、忙しくてすぐに捜査に加われない火村に代わって
有栖がとても奔走する作品なんです。
長編で読み応えがありました。
作者 有栖川有栖 先生
アメリカの推理小説家、エラリー・クイーンの影響を受けた作風で
読みやすいけれど、しっかりとしたロジックがあります。
タイトルもいちいちカッコイイんですよね。
「海のある奈良に死す」、「乱鴉の島」、「論理爆弾」、、、
そりゃ読みたくなるでしょ〜こんなタイトルが新刊で出てたら笑
実写化されてます☆
「臨床犯罪学者 火村英生の推理」というタイトルでドラマ化されてます。(2009年)
大学の准教授、火村英生を斎藤工さん、
友人で小説家の有栖川有栖を窪田正孝さんが演じています。
作者と登場人物の名前が同じというのも面白いですよね☆
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