「薬指の標本」小川洋子

読書記録★

目の調子は悪いけど

本が読み”だい”〜〜😭と思って

薄い本を探して買ってきた。

以前も投稿させてもらった小川洋子さん。

小川洋子さんは、生と死、有機物と無機物、音と静寂、、、

そういった対比を表現するのが上手な方。

あと特徴的なのが、

そこだけ異世界なのではないかと思わせる絶妙な表現と

年齢や実態がわからない人物が醸し出す色気の表現。

表題作、「薬指の標本」も、え〜っ⁉︎っていう世界観だけど惹き込まれてしまう。

楽譜の音、やけどの痕、文鳥の骨、、

標本にして欲しいと色々なものが持ち込まれる。

“気持ちの保存”という感覚で。

人は誰しも標本を必要としている。
それが標本技術士、弟子丸氏の考え。

そして最後、”わたし”は、あるものを握りしめて標本室の扉を叩くのだ。

あー、、、気持ちわかるかもな〜。

女性が読むと不思議とそんな感覚になるかもしれません。

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