「天国はまだ遠く」

読書記録★

最初の投稿で紹介させてもらった

瀬尾まいこさん原作の

「天国はまだ遠く」実写版。

レンタル落ちしたDVDを買ってきました。

この作品はずっと手元に置いておきたい。

原作含め、私の人生に影響を与えてくれた作品。

この作品のテーマ、軸になっている主人公千鶴の言葉に

何度、自分を重ねたことだろう。

大したことない。大丈夫。何とかなる。笑っておけばいい。

そうやって何回も何回も何回も自分に言い聞かせてきたの!
言われなくてもわかってる、そんなこと。

朝、玄関で999まで数えないと出られない。
通勤電車は3本見送らないと乗れない。

契約が決まらなくて、上司とか先輩とかお客さんの機嫌が気になって気になって、、、。

だったら、会社なんか休んで気分転換すればいいのに、、、
知ってるけど休めない!
何言われるかわからない!

医者は仕事休めって言うけど、生活していけないじゃない!
社会から外れて、、、

それって死ねって言われてるのと一緒じゃない!

何とかなんてならないよ!!

就職難といわれる中、20社以上の企業を受けて

やっとのことで1社、内定がもらえた。

適正試験、筆記試験、面接4回、、、

それをクリアして、内定をもらう頃には

もう”疲れていた。”

値踏みをされてるような面接、

高圧的な圧迫面接、比べられる集団面接、

“ご縁がありませんでした”の不採用通知、

もう見飽きた。

留年するわけにはいかない。

お小遣いを稼ぐためにアルバイト。

社会から外れないで生きていかなくてはならない

自立して稼いでいかなくてはならない。

受かった職場で

“絶対間違えないで” “1回で覚えて”

この言葉達はとにかく苦痛だった。

主人公の千鶴が言うように、

“気にしない”というのは本当に難しい。

でも田村さんが千鶴の言葉を受け止めて

海に向かって叫ぶのだ。

今日も良い日になりますよーに!

本当はそれで十分。

人生は意外とシンプル。

今、この歳になって考えさせられる。

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