納棺

気まぐれ日記☆

祖母の遺体を納棺した。

三途の川を渡るための旅支度と化粧をされて。

集まった6人が遺体の近くに何となく座る。

近親者から順番に顔と手、足を拭いてあげてください、と言われた。

父、母、叔母さん(実娘)、弟と順番に立って、、、

私はそこで迷った。

もう1人、祖父の妹の旦那さん、

要は祖母の義理の兄弟が来てくれてたのだ。

次は私だよな、とは思った。

でも、義理とはいえ、まだ生きている貴重な兄弟で

足が不自由な中、来てくれた大叔父さんを

気にかけもしないで立つことができなかった。

大叔父さんとアイコンタクトを取って、

“◯ちゃん次行けな”

って言ってくれて、やっと私は立った。

後から父と母に

“次は明らかにアンタでしょ、孫なんだから”

痛いところを突かれた気がした。

私はまた変に気を遣って、遠慮した。

それは席に着いてからもずっと頭にあって、、、

大叔父さんを気遣ったつもりになっただけで

私は迷った自分を守ろうとしたんだ、きっと。

でもね、

私はぶっちゃけ順番なんてどうだって良かったんだ。

大叔父さんのすぐ後にくっついて、

“安らかな顔ですよね”

一緒に顔を眺める、それでも良かったんだ。

祖父が早くに倒れて、その苦労を一緒に背負ってきたのは大叔父さんだって同じでしょう。

近親者だの血が繋がってるからだの、、、線引きが私には難しいわー笑

次は気をつけまーすって父母には言っとけばいいや。

弟のデカい体が動かなくなったな〜と思ったら

背中丸めて号泣してた。

納棺の段階でこの調子じゃ、葬式大丈夫か?

私もつられる、つられる。

ティッシュは当日必要だね。

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